娘の高校入学

こんにちは。宇宙人母KAYOです。

先日、娘の高校の
入学式がありました。

かっこいいブレザー姿で
すっくと立っている姿に
遠くからジーン・・・

わたしの娘には
軽度の発達障害があるのですが、
去年、進学先の高校が
なかなか決まりませんでした。

最初は、発達障害の子も
受け入れている私立高校を
第一志望にしていて
体験入学にも
何度か参加していました。

しかし、夏前に
「うちでは受け入れられません」
と、学校側から
断られてしまったのです。

知り合いの発達障害のお子さんも
その学校に通っており
ずっと前から
その高校に行くつもりでいたので
「なんで!?」
と、青天の霹靂でした。

そこからまたあちこち学校見学です。

通信制の高校や
フリースクールのようなところも
見に行きました。

 

登校は週1〜4日だけだったり
授業も試験も
パソコンで受ける形式だったり
教室がまるで塾みたいだったり
音楽や体育がなかったりと

高校っていろいろあるんだなぁ、と
勉強になりました。

発達障害の子ども達が通う
学童保育の先生が
子ども達の進学先を作りたいと
高校を始めたという先生や、

「発達障害の子は、
単純作業じゃなく、
個性を活かした仕事が
可能だと思うんです」と、
ダイバーシティ(多様な人材を
積極的に活用しようという考え方のこと)
について
熱く語ってくれた先生とも出会いました。

こんなにも、発達障害の子どもことを
支えたいと思っている人たちがいるんだ、
と、心強くなりました。

そして、スクーリングもある
通信制の高校が
少人数でのんびりしていて
娘にいちばん合っているかな、
と考えていたところ、

中学の担任の先生に
地元の公立高校を提案されました。

その高校では
インクルーシブ教育といって
障害のある子もない子も共に学ぶ制度が
去年から始まったのです。

インクルーシブ教育のことは
以前、県が主催する
説明会に出て知っていました。

でも、特別支援学級の
のんびりした雰囲気になじんでいたので

「大勢と一緒に同じ教室で学ぶって
大丈夫なのかなぁ。
置いてけぼりに
なるんじゃないかなぁ」

と、勝手に心配していたのです。

しかし、実際に
この高校の見学にいったところ、
校長先生はじめ、大勢の先生方が
インクルーシブ教育にかける
とても高い熱意が伝わってきました。

そして、それまで見学してきた
通信制の高校やフリースクールに比べて
校舎や体育館、グラウンドなど
なんと立派なことでしょう。

「税金のチカラはすごい・・・」
と、あらためて思いました。

娘も、この高校を
とても気に入って、
入学を志願することを決めました。

それでもわたしには
「中学まで特別支援学級にいたのに
いきなり高校の勉強に
ついていけるのかなぁ」
という懸念が残ってたのです。

でも、その頃出会ったある女性が、
こんなアドバイスをくれました。

「障害のある子が身近にいないと
みんな、
どうやってサポートしていいのか
わかんないのよ。

お嬢さんが、まわりの子を
教育するつもりでいればいいのよ」

それを聞いて、
「娘をまわりに合わせなくては」
と、思いこんでいたことに気づきました。

娘が、娘らしく
高校生活を送ることを
いちばん大切にしよう、
と、あらためて思いました。

そして、体験入学、面接を経て
晴れて、
この高校の生徒になることが
できたのです。

インクルーシブ教育は
まだ始まって二年目。

まだまだ試行錯誤のところもあるなぁと
感じています。

でも、傍観者ではなく
ともにこの制度を作っていく
当事者として
参加していこうと思います。

それにしても
わたしが高校生だった頃、
高校というのは
行けてあたりまえだと思っていました。

でも、
娘の高校入学を通じて

校舎があって
教室に机とイスがいっぱい並んでいて
黒板があって
本がたくさんある図書室があって
体育館があって
グラウンドがあって

そんな、
一般的な高校に入れることが
こんなにありがたいことなんだと
あらためて気づきました。

 

小学校のころ
学校からの帰り道
ちっとも帰ってこなくて

心配になって見に行くと、娘は

歩道橋の下で
ボーっとすわりこんでいたり

セミの抜け殻を
じーっと観察していたり。

あきれて
「どのくらいここにいたの?」
って聞くと

「しまった。時間をはかってなかった」

って、返事がかえってきて、
いや、そういう意味じゃなくてね・・・
と、苦笑していた頃もありました。

そんな娘が、今は、
自分の定期券をもって、
電車とバスを乗り継いで
高校に通っています。

隔世の感が(T_T)

娘のおかげで
あたりまえの幸せに気づくことが
ずいぶんふえました。

そして、
どれだけたくさんの人に
支えてもらっているかということも。

娘に会えていなかったら、
わたしは、
もっともっと
傲慢な人間のままだったでしょう。

 

なにが娘にとっての
幸せなのかは今でもよくわかりません。

後で、
「ああしておけばよかった」
って後悔することもあるのかもしれません。

でも、今のわたしにできることは
彼女が自分自身で選んだ道を
精一杯サポートすることだけ。

そして、
みなさんから受けてきた
たくさんの愛を
まわりにも広げていきます。

まだまだ未熟な母ですが
どうぞよろしくね!

そして、たくさんの幸せを
ありがとう。

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